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予約を入れた日が雨の予想となると、キャンセルするか否か迷ってしまいますよね。
どのくらいの雨なら決行できる?など、気になるポイントをまとめましたのでご参照ください。
結論:2mm程度の雨量ならチャレンジしてみよう
個人的には予約制だったりキャンセル料が発生するのなら雨量をチェックして行ってしまいますが、家族分を準備する身としてはテンション低いです。
やる気★☆☆なワケ
・準備物が多い
・設営にやや難あり(場所選び、手元が濡れて滑りやすい)
・遊具ありのキャンプ場だったのに子どもたちも遊べない
・濡れたテントは撤収もお手入れも大変
雨具などの準備物が人数が増えるほどに車内でも場所を取りますし、予備や万一の物も揃えるとなると結構な量になります。
設営にあたっては、斜面や凸凹の地面に加え、雨によるぬかるみや水溜まりも避けるとなると、思うようなレイアウトができなくなってきます。
そして帰宅後も、テントのお手入れが大変。
泥汚れや濡れたまま放置するとカビ・劣化を早めてしまうので、洗って落とす、広げて干すまでは早めに行いたいものです。また、2ルームテントなどは場所をとるのでマンションによっては難しいかもしれません。
なので、
・キャンプ初心者
・帰宅後のキャンプギアのお手入れができない
ビギナーの方は無理をされると危険なこともあるので今回は見送るという決断も必要かと思います。ギアのお手入れに関しては、ファミリーキャンプですと子どもの経験になることやその面倒さ以上の楽しさを思い起こせばがんばれそうな気がしますよね。
だけど、「普段ぐらいの雨でコンディションのよいキャンプ場なら 一度は経験してみよう」
不自由を楽しむのがキャンプの魅力でもあります。
「なかなか火がつかない」そんな時は、どうする?
「遊べなくてつまらない」雨の日の散策も意外と楽しい。カードなどのゲーム、映画鑑賞だってできる。
雨の日のキャンプは、
知恵をしぼったり、置かれた環境から楽しみを見出すことになり、アウトプットのトレーニングにもなるので防災対策としても役立ちそうです。
また、初めて雨キャンをした時に普段あまり手伝わない子が料理に意欲的だったり、テントの設営撤収に協力的で親としてお世話するというよりも全般的に共有時間を持てたことや楽しく過ごせたことが良かった。と、振り返ってみて思いました。
なので、我が家では、降水量が2mmまでの雨ならまた行こう!です。
では次に、
雨の日キャンプの決行ポイントや準備物、設営撤収、ファミキャンならではの過ごし方などを紹介します。
降水量を確認しよう
天気予報では雨とはいうものの、どの程度のものなのかが知りたいところ。
よく降水確率○○%といいますが、一定時間の降水量が1mm以上の、雨または雪の降る確率のことを示します。
キャンプをする際には降水量mmに注目しましょう。
降水量0とは 0~0.9mm
降らない~霧雨程度
ポツリと降るかもしれないが、傘がなくても大丈夫そう。屋外に長時間いるのならレインコートがあると安心。
降水量1とは 1~1.9mm
短い距離なら我慢できる~傘が必要レベル
1.9mmとなるとしっかりとした雨なので、作業の多いキャンプ場ではレインコート等の雨具が必要です。また、長時間になればなるほど冷えてきますので上着を用意しておきましょう。
降水量2mm
2mmまでは雨具やタオル、着替えなどがあれば対応できますが、テントの設営・撤収はちょっと嫌だなと感じる。
降水量3mm
水溜まりやぬかるみができ始めるため、屋外イベントは中止となる目安。
キャンプ場や付近の状況にもよりますが、おすすめできません。
でも、ちょっと待って!
その降水量は何時間毎の表示になっていましたか?
ヤフーやtenkiなど、サイトによって表示が1時間または3時間と異なります。
1時間で3mmでしたら上記のような状態ですので想像しやすいですが、
3時間表示だった場合、3時間で3mmなので、1時間3mmと比較すると酷くはないです。
推移をチェック
降水量が高くても短時間で済むのか、1日中降り続けるのかによっても、コンディションが変わってきますので確認しましょう。
キャンプ場のコンディションを確認
予約を入れたサイトの地面や環境、設備はどのような仕様か、ホームページや口コミで確認しましょう。
草と土
水溜まりができていたり、ぬかるみの可能性あり。
フリーサイトの場合、早めに到着して設営場所をチェックしましょう。
砂利
水はけがよく、汚れも酷くはありません。
さらに、水はけをよくするために勾配がついていることもあります。
木々
サイトまわりに木があると、いくらか雨をしのぐことができます。
また、ロープをかけることもできるので、簡易タープをつくることもできますし、天候が回復した際には、撤収前にテントを干すこともできます。
アーリーチェックイン・レイトチェックアウト
キャンプ場によっては別途有料になりますが、時間の延長をすることができますので、雨の日に利用するのもひとつの手段です。
チェックインよりも早めに入場して場所を決めたい、設営したい時にはアーリーチェックイン。
雨の日の撤収に時間がかかってしまった、テントを乾かしてから帰りたいという場合にはレイトチェックアウト。
予約状況によってできない場合もありますので、利用の際は前もって確認しておきましょう。
持ち物
ブルーシート(厚手や防水などの水がしみてこないタイプ)
雨具(レインコート・傘・ブーツ)
予備用として下着、靴下、着替え
タオル
雑巾数枚
大きくて丈夫なごみ袋 数枚
カセットコンロ(薪・炭の火起こしがしにくい時に備えて)
※気温が下がるため、予想気温を確かめながら下記の準備をするとよいでしょう。
・上着
・ひざ掛け
・携帯カイロ
・暖房器具(ストーブ、電気カーペット)
設営ポイント
タープ
最初に設営することで雨よけになり、タープの中でテント設営などを行うことができます。
テント全てまたは出入口側と重なるように設営されていると、移動や撤収もしやすくなります。
最後に1か所、ロープを調整し傾斜をつけることで雨水の通り道をつくります。
ブルーシート
テントの底からはみ出さないサイズにして下に敷き、そこにグランドシートを敷く。または、テントの内側に敷いてインナーシートを重ねます。
大き目のブルーシートなら、さらに四つ角を立てて箱のような形にして使うとずれても安心です。
タープがない
雨量や天候の変化次第ではありますが、リビングや前室といった空間のないテントで尚且つタープがないとなると厳しいです。
対策
雨・風をしのげそうな場所を探して設営する
防水ブルーシートでタープをつくる
バンガローやコテージなどの個室を借りてしまう
雨をしのぐ場所
雨が斜めに降ることもあるので、木の下はもちろん、木々のある場所、ススキなどの背丈のある草木が茂った藪などで風よけのできそうな場所を選びましょう。
ブルーシートでタープづくり
できればポールとなるもの、ロープ、ペグを用意しておきましょう。
タープの張り方は、ポール使用またはロープだけでの張り方などもあり、動画でご覧になった方がわかりやすいので検索してみてください。
試してみて分かったデメリット
・風があると音がうるさい
・強く張ろうとするとハトメの部分から破れてしまう恐れあり
こうしたことから、ブルーシートは1回きりの使用か緊急時の対策として捉えておきたいですね。
最終的にはバンガローやコテージを借りる
長時間にわたる雨や雨量が増す場合にはキャンセルまたは撤収が基本ですが、バンガローやコテージに空きがあれば借りることができますので問合せをしてみましょう。
また、キャンプ場によっては避難できる場所を提供してくれることもあるので、急な雨に見舞われた際には相談されるとよいでしょう。
撤収・濡れたテントやタープはどうすればいい?
撤収の段取り
リビングやタープ内にある焚火台や調理ギアなどを撤収し、寝室内も荷造りします。
次に、インナーテントおよびテントを撤収し、最後にタープをたたむようにすると濡れずに済みます。
テントとタープ
撤収日に雨が止んでいれば、テントやタープの水をある程度落とし、時間まで干しておきます。
完全に乾ききれていないテントやタープは、丸めてごみ袋に入れて持ち帰ります。
帰宅後、翌朝でも構いません。
テントの汚れを拭き取り、干して完全に乾燥させてから収納することでカビや劣化が防げますので、忘れないうちにお手入れしましょう。
使用頻度の多いテントなら、ついでに解れや破れ等の確認をして、必要に応じてメンテナンスや防水スプレーをすると良いです。
焚火
薪が湿気るとなかなか火起こしできませんが、薪をさらに細く割って、内側の乾燥している部分から着火させると火がつきやすいのでチャレンジしてみてください。
なお、焚火をタープの下で行うと火の粉が飛んで穴が開くこともありますので、難燃素材のタープにするか、タープを高く張るなどの工夫が必要です。
強い雨でなければ薪を組んで屋根を作り、中の空洞で着火剤を使用して火力を強めに、細く割った薪で焚火をするとよいでしょう。
雨の日の料理
雨キャンの料理といえば、火起こししにくい難点といかに手軽な料理をつくるかがポイントになります。
カセットコンロが便利
火起こしがなかなかうまくいかない…という時のために、カセットコンロを持参しておくと便利です。
新調するならケース付きのものが良いですが、家庭用のものでも十分活躍します。
予定していた料理もおおよそ作れますし、火が付くまでの間にインスタントやホットドリンクも手早くできますね。
実のところ、
子どもは空腹を長いこと我慢できませんし、時間もかけていられませんので、我が家では必須アイテムです。
スープを作り、毎食温める程度でしたら、カセットボンベは1日1本で足ります。
ちなみに、カセットフータフまる ですとガスの消耗が早いので多めに用意した方がよいです。
このほか、
現地での対処法としては、外食しちゃった方が早いですよね(笑)
ご当地ものや評判の良いお店などを検索して、楽しんだ方がいいと思います。
手軽な料理
雨の中、炊事場まで行ったり来たりするのも嫌ですし、テントなどの撤収を考えると手軽に済ませたいもの。
予定日が雨と分かっているなら、自宅で野菜を洗って切っておくなどの下準備をしておくとよいです。
このほか、使い捨て容器があると食器を洗う手間が省けますし、メイン料理でしたら、ホイル包みにしますと食器類も軽減できます。
帰る日が忙しくなりそうな朝食にはスープがおすすめ。
煮込んでる間にインナーテントなどの撤収作業ができるので、我が家でも定番になっています。
「きゃべつとウィンナーのトマトスープ」
材料 汁椀5杯分
水 450㏄
きゃべつ 1/2玉
ウィンナー 5本
コンソメ 2個
トマトジュース 200㏄ (紙パック1個)
作り方
キャベツはざく切り、ウィンナーは半分に切る。
鍋に切ったキャベツと水を入れて煮込む。
キャベツに火が通ったらウィンナーとコンソメ、トマトジュースを加えて煮込む。
キャベツがお箸で切れるぐらいの柔らかさになったら完成です。
最後にブラックペッパーやスライスチーズをのせるとより美味しくなり、フランスパンを添えればしっかりとした朝食にもなります。
子どもとの過ごし方
外遊びができないぶん、じっくりと親子時間が過ごせるので一緒に楽しめそうなものを考えてみました。
虫めがね・顕微鏡でいろんなものを見てみる
定番だけどハマる ダイソーのカードゲーム
簡単ハンドメイドでオリジナル作品をつくってみよう
虫めがね・顕微鏡でいろんなものを見てみる
植物や昆虫のミニ図鑑とともに用意して散策してみてはいかがでしょうか。雨のしずくもきれいですし、季節によっては木苺なども収穫できます。その際にどんなつくりなのか、食べることができるのか、この時期はほかにもどのような植物があるのかなどを調べてもいいですよね。 見つけたものを描き、手のひら図鑑を作ってみるのも面白そうです。
定番だけどハマる ダイソーのカードゲーム
ダイソーのカードゲームは種類が豊富で難易度表示もされているのでレベルに合わせて購入ができます。
イチオシは「はたらくアニマルメモリーゲーム」
よくある絵合わせカードと思いきや微妙に絵柄が違うのでしっかりと記憶しないとゲットできません。とられた~と思っても間違ってることがよくあるので(笑)、未収学年児から大人までフェアに競えるゲームだと思います。
小学生以上の方には「脳トレチャレンジパズル」
問題をクリアするごとに難しく、時間もあっという間に過ぎてしまうくらいアツくなります。脳トレなので、できた・できないを競うのではなく、できた人に教えてもらってみんなでスッキリしたいですね。
タタムグラムは見本の図形に合うように折りたたんでいくだけなのでルールも分かりやすく、場所もとらないのでおすすめです。
簡単ハンドメイドでオリジナルをつくってみよう
「竹や薪からお箸づくり」
材料は細く割った竹や薪、カッターナイフ または 小さなお子さんでしたら木工用サンドペーパーセットで磨くだけです。
「革のはぎれとクッキー用の文字スタンプで刻印キーホルダー」
材料の革はセリアまたは手芸屋さんやクラフトを扱うホームセンターで入手でき、100円ショップのクッキー用文字スタンプ(プラスティックのもの)で刻印します。
革の表面を水で濡らし、スタンプを強めに押して乾燥させます。最後にお好みのキーチェーンをつければ完成です。
関連記事:【簡単レザークラフト】子ども向け 100円ショップと革はぎれで作るキーホルダー
「麻ひもで組紐アクセサリー」
太さや扱いやすさから麻ひもがおすすめですが、100円ショップで代用できるものを調達しても大丈夫です。編み方はテキストでは分かりにくいものも多いので、ヘンプやパラコードの編み方の記事や動画を活用されるとつくりやすいです。
外部リンク:日本気象協会 キーホルダーやストラップ、キャンプギアの作り方
雨の日は温泉に行こう
気温も下がりますし、自宅と同じ過ごし方ではちょっと退屈ですよね。時間を持て余してしまいそうなら温泉に行ってゆったり過ごすのはいかがですか。
キャンプ場の管理人さんにたずねてみてもいいですし、Googleマップで付近の温泉をチェックすると見つかります。
ただ、日帰り温泉は連休や感染症対策のため断られることもありますので、問い合わせをしてからお出掛けけくださいね。
このほか、道の駅で特産品を味わってみるのも楽しいですよ。
盗難・湿気対策
・ブランドギアは可能であれば車内に、あるいはテント内に片づけて出入り口に鍵をかけましょう。
・ペーパー類、ティーパック、お菓子などは湿気るので収納ボックスで保管しておきましょう。
あとがき
山の天気は変わりやすいとよく言いますが、天気予報を確認してみても前日と当日では降水量が変わっていたり、予報では1mmだったはずなのに酷かったりもします。一方で短時間で済んだり、酷くならずに済むこともあります。
何度か利用しているキャンプ場ですと、雷雨が起こりやすい地域だったり、湿気が残りやすいなども分かってくるので対策もとりやすいのですが、初めて利用するのであれば雨天時のコンディションはどうなるのか直接キャンプ場に問い合わせてみるのもよいですよ。