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テント張りは何となくできてしまうけど、ロープってどう結んだらいいのか分からない。
初キャンにありがちですが、とりあえず、解けなければどんな結び方でも大丈夫です。
だけど、緩みにくて解けやすい、設営・撤収もスムーズになる結び方があるなら、覚えておきたいですよね。
役立つ結び方を3つご紹介します。
もやい結び
ロープワークで必ず紹介される結び方です。
紐の太さに関係なく、強い結び目で緩みにくい、かつ、解きやすいのが特長です。
大きな輪っかになるので、テントやタープを張る時、犬をつないでおく時に使えます。
杭などに通したロープの片側に輪をつくります。
左側のロープを輪の下から通し、さらに輪から伸びたロープの下にくぐらせます。
くぐらせたロープを輪の中に、上から下へと通します。
通したロープを引っ張ると結び目が固定されて、大きな輪っかになります。
ふた結び
結び方が簡単。緩みにくく、解きやすいです。
テントやタープを張る時、ロープを木に結ぶ時に使えます。
荷重になると結び目が解けにくくなるので、ロープに物を吊しすぎないように注意しましょう。
木にロープをまわします。
右手に持ったロープを、左ロープの下から通して上へと回し、輪を描きます。
さらに、同じようにまわして2つ目を作ります。
目の位置を定めて引き締めれば完成です。
万一の時には 自在結び
ロープを張ろうとしたらグロメット(ロープの長さを調節する自在金具)がない…という万一の時のために役立つ結び方です。
結び方が簡単で、長さや張り具合の調整ができます。
ペグなどに引っかけて、軸となるロープの上から下へと輪を描くように通します。
通したロープで下の方に2つめの輪をつくります。
さらにもう一つ、3つ目の輪をつくります。
2段目の下に、4つめの輪をつくります。
最後の輪を2段目へ引き上げ、しっかりと締めます。
長さの調整の仕方
ロープの張りを強くするには、1段目の結び目を抑えながら、軸となっているロープをペグ側へ引き上げます(写真では左上)。
緩める時は、軸となっているロープの長い方を引っ張ります(写真では下の方へ)。
関連記事:はじめてのファミリーキャンプ準備編
ロープを活用しよう
ロープはテントを張るだけでなく、薪をまとめたり、物干し、食器やランタンを吊るすこともできるので、別途用意しておきたい便利アイテムです。
また、ロープとブルーシートがあれば簡易タープを作ることもでき、急な雨にも対応できますよ。
100円ショップでも扱いがあり、よく見るといろんな形状のロープがあります。
テープ状のランドリーロープ、ストッパーやクリップ付き、ハンキングチェーンなど。吊り下げるには良さそうですが、ゴム材ですと伸縮性がありすぎて下に伸びてしまうため、あまり重いものは吊るせないので注意しましょう。
さて、目移りして思わず買ってしまいたくなりますが、用途別にそろえると荷物もかさばるところ。
定番のロープさえあれば、結び目を工夫するだけで対応できるので、まずは様子を見てみましょう。
ロープの結び方は、一度覚えても次のキャンプシーズンには忘れてしまうこともあるので、行く前に何度か練習しておきたいですね。