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子育て

【生後1か月】睡眠・授乳間隔・ミルクの量・体重・外出 目安と実際のところ

投稿日:2021年10月19日 更新日:

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発達・発育の著しい時期で計測が楽しみな反面、母子手帳に記載されている月齢記録や発育曲線通りにいかず、また、睡眠時間や授乳ミルクの量など心配になるかと思います。そこで目安となる赤ちゃんの様子と我が家の成長記録をまとめてみました。注意したいポイントやその他のトラブルについてもご参考いただければと思います。

生後_4か月までの赤ちゃんの様子

生後1か月 赤ちゃんの様子

・生まれたばかりの赤ちゃんは授乳以外の殆どを寝て過ごします。
・手足を左右対称に動かす
・大きな音に反応する
・人の顔を見つめる

注意したいポイント
音への反応
音に対してまばたきや動作反応が見られないなど、普段の様子で違和感があるようなら小児科や耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。

手足の動き
普段と違って鈍い時には熱や呼吸、排せつなどにも注視し、特にけいれんを起こしている場合にはすぐに受診しましょう。

体重

厚生労働省の平成22年度乳幼児身体発育調査結果によりますと下記のようになりますが、個人差がみられますので母子手帳に記載されている乳児身体発育曲線を活用しましょう。

男の子 約3.5~6kg

女の子 約3.4~5.5kg

乳児身体発育曲線はここをチェック
母子手帳に記載されている表は、厚生労働省が10年ごとに行う乳幼児の身体発育調査をもとにグラフ化しています。着色された帯は約9割のお子さんの数値を表したもので(最も大きい・小さい子を除く)、照らし合わせると全体からみた赤ちゃんの大きさが分かります。

しかし、授乳が母乳かミルクによる成長の差異は表記されていません。

帯内に入らなくても、乳児身体発育曲線におおよそ沿った体重増加が見られれば問題ないといわれていますが、気になることは小児科や助産師さんに相談されると良いでしょう。

完全母乳のお子さん
穏やかな発育傾向にあるため身体曲線よりも下回ることがあります。母乳育児専用の発育曲線グラフがありますので、こちらを利用してみてはいかがでしょうか。

外部リンク:日本母乳哺育学会「母乳育児専用の発育曲線」2019年度版

低出生体重のお子さん
2500g未満で生まれたお子さんを低出生体重児といいますが、身長や体重をはじめ発育・発達について緩やかな成長となることが多い為、母子手帳の目安とのズレがあり、不安に感じることもあるかと思います。

自治体によって母子手帳とともに低出生体重児向けのリトルベビーハンドブックを配布しているようですので、問い合わせてみましょう。

リトルベビーハンドブックとは
2018年静岡県より初めて発行されました。母子手帳では成長発達を確認する項目がはい(できる)/いいえ(できない)の回答方式によることから、緩やかな成長をしているお子さんにとっては、遅れているのではという不安や成長を実感しにくい一因にもなっていたため、リトルベビーハンドブックではより具体的な項目を設け、個々の成長を記録していく内容となっています。

対象児:1500g未満で生まれたお子さんや低出生体重児で支援が必要なお子さん

体重測定のできる場所と回数
自宅で計測できる場合は入浴前に行います。ただ、通常の大人用ですと計測単位が大きいので、少しずつ成長する赤ちゃんの体重を確認するには5g単位の計測が可能なベビースケールを使用しましょう。

ベビースケールのある場所
病院
ショッピングモールやベビー用品店
公共施設や児童館

などの授乳室や赤ちゃん休憩室におおよそあります。

計測
1週間に1回程度行って、発育曲線に照らし合わせてみましょう。
授乳量に不安がある時には、授乳毎におむつを交換して授乳前と後に行います。

外部リンク:外出先での授乳室・ベビースケール検索  ママパパマップ

感染症懸念や授乳量を計測したい時にはレンタルサービスを利用してみてはいかがでしょうか。レンタル期間は約2週間からありますが、生後2か月までを目安にされるとよいでしょう。なお、授乳量確認の場合には1または2g単位で計測できるタイプがおすすめです。

体重が増えない/体重減少
母乳の場合は上手に飲めていなかったり、母乳の量が足りていないこともありますので、赤ちゃんの排せつ回数とともに記録をつけて受診しましょう。このほか、赤ちゃんに元気がなくなった、排せつ回数の少ない日が続いている場合、脱水症状なども懸念されますので早めの受診を心掛けましょう。

授乳(間隔・ミルクの量)

授乳
・母乳 左右で20分が目安
・母乳による授乳間隔は2~3時間
・ミルク 120~160ml
・ミルクによる授乳間隔は3~4時間

※入浴後の水分補給は母乳やミルクがおすすめです。

我が家の場合
息子 母乳でおおよそ3時間おきの1日7~8回。
双子 体力もあまりなかったので指導のもと混合で行いました。3時間おきの1日8回。

母乳による授乳量が気になる時

授乳と排せつの回数を確認しましょう。

母乳は消化が早いので間隔が3時間だとしても授乳回数が1日8回以上になります。また、膀胱が小さいのでおしっこの量は少ないですが、飲めていれば授乳と同じくらいのおしっこ回数になりますので目安になると思います。

より具体的に知りたい時には、おむつを交換した後にベビースケールで授乳前後の体重を測り、授乳量を求めます。

授乳量
授乳後の体重-授乳前の体重=母乳を飲んだ量

心配な時は数日分を記録し、小児科や助産師さんへ相談しましょう。

また、母乳育児を続けていきたい時の指導や母乳ケアは「母乳相談室」「母乳外来」で検索しますと最寄りの助産師さんが見つかります。

授乳にまつわる悩み

授乳間隔が早い

母乳は消化が早く、吸い込む量も個人差があるので飲めた量が少ないとその分早まることもあります。赤ちゃんが欲しがる時には、欲しがる分だけ授乳してあげましょう。

また、母乳の授乳量が足りないということも考えられますので、授乳量を求めてみましょう。

一方、お母さんの負担も重く、疲労やストレスがたまると母乳の出も悪くなるともいわれていますので、双子ですとフットボール抱きの同時授乳や夜だけミルクにするなどの工夫があってもいいと思います。

混合授乳がうまくいかない

哺乳瓶の乳首はストローのように吸い込むだけでミルクが出ますが、おっぱいは舌を使いながら吸わないとでないため、混乱するようです。また、飲みやすいミルクに慣れてしまって母乳は飲みたがらない赤ちゃんもいるようです。乳首の形状が似ているもの、柔らかすぎないものを選ぶとよいでしょう。

便秘

数日排便が見られないほか、いきんでいる、便が硬めの場合も便秘の可能性があります。

うんちの色や質はミルクか母乳によって異なり、ミルクですと腸内環境に作用する乳糖が少ないため便秘になりやすいようです。ほかにも、個人差や運動が少ないことも一因あります。

便秘のときに試したい解消法

マッサージと体操
授乳前やおむつ替え、入浴後、機嫌のよい時をみて行ってみましょう。

お腹のへそ周りを「の」の字を描くように指でマッサージします。体操は、両足首をもって、膝をお腹に寄せたり戻したりします。

綿棒浣腸
腸活の盛んな授乳30分後を目安に行うとよいといわれています。

1.大人用の綿棒を用意し、綿球全体にワセリン(オリーブオイルまたは馬油でも可)を塗ります。

2.おむつ替えのように着用していたおむつを広げて両脚を持ち上げ、塗布した綿球のところまで赤ちゃんの肛門に入れます。

3.肛門の内側を10~20秒優しくなぞるように回して刺激します。

この後しばらくしても排せつがなかった場合には、朝・昼・夜のタイミングでもう一度行ってみましょう。

注意
お腹が張っていて機嫌が悪そう、2日以上うんちがでない時には小児科で診てもらいましょう。

我が家でも双子のうちの1人に便秘がみられたのでよく解消法を試していたのですが、マッサージや体操はスキンシップのような役割で、綿棒浣腸は即効性があったように思います。

外部リンク:琉球放送 赤ちゃんの便秘解消マッサージ

睡眠

個人差があるものの、1か月頃までは1日16~20時間、以降3か月まではおおよそ14~15時間といわれています。

浅い眠りなので物音などで起きてしまうこともありますが、3か月以降、昼夜の区別がつき始めると夜の睡眠が長くなってきます。

我が家の場合
睡眠時間は多い方でしたが、少ない時や双子でもズレはありました。また、外出時の刺激や温度・湿気による不快によっても左右されるようで、寝つきの悪さを感じたらエアコンを調整して様子を見ました。

授乳の間隔も短いのでお世話する方も疲労や寝不足がお辛いです。まとまった睡眠時間を確保するのが難しい時期ですので、赤ちゃんが寝る時は一緒に休むようにしましょう。

遊び と おもちゃ

寝ている時間が多く、視力も0.05とまだはっきりと形を捉えることができませんが、スキンシップをはかることで安心感を与えたり成長が促されます。

おもちゃは使わず、わらべ歌や童謡などを歌いながらタッチしたりベビーマッサージ、絵本の読み聞かせをしましょう。

外出

1か月健診やお宮参りなど外出する機会もあり、普段も外出もしてみたいところですが、体調調整や抵抗力がまだ未熟なので、感染症などを考えますと混雑している場所や温度差の激しいところ、長時間や夜遅くまでの外出は避けたいですね。

外出する際の持ち物
母子手帳
健康保険証と乳児医療証
授乳セット
おむつセット(多め)と汚物入れの袋
着替え
体温調整のできるブランケットや日除けグッズ

車での移動
首のすわっていない赤ちゃんは姿勢や圧迫などによって負担をかけてしまうので、必ずチャイルドシートを使用し、短時間で済ませるようにしましょう。帰省などの事情がある場合には、定期的にシートから降ろして休憩をとるようにしてください。

そのほか気になるトラブル

おむつかぶれ

おむつ交換赤ちゃんは皮膚がデリケートで摩擦に弱く、おむつ擦れ、むれ、交換時の拭きとりといった刺激でおしりが赤くなったり、湿疹ができてしまいます。

対策
・おむつ交換の際には拭き取るのではなく、シャワーで洗い流して乾燥させる。

・シャワーの代用として化粧水などに使うアトマイザー容器にをぬるま湯を入れておしりを洗浄し、ガーゼなどをあてて吸水する。

・湿疹や炎症が酷い場合には薬を処方してもらう。

呼吸

息子の呼吸が気管に負担のかかるような仕方をしていたので診てもらったことがあります。

一因としてこの頃の赤ちゃんは鼻腔が狭いということ、呼吸が整っていない、鼻毛が無いので鼻詰まりや鼻垢が溜まりやすいことがあげられるようです。

呼吸の仕方以外に顔色・唇の色が悪い場合、そこまでではないがいつもと違うなど、呼吸に異変を感じる時には診てもらいましょう。

この時期にしておきたい予防接種

ロタウイルス(生ワクチン)初回6週目~14週

ロタウィルスに感染すると嘔吐、下痢、脱水といった胃腸炎症状を起こしますが、悪化すると脳症や入院、後遺症を残すといわれており、2020年より定期接種になりました。

生後2か月になるとほかの予防接種も始まりますので、スケジュールに余裕をもって摂取しておきたいですね。

なお、ロタウイルスワクチンは種類によって2回または3回、間隔をあけて経口摂取しますが、1価・5価ともに有効性の差はみられないようです。

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