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キャンプはしたいけど、何を準備したらいいのか、費用や場所、どんなことに気を付けたらいいのかなど、気になることがたくさんあると思います。
自然の中で生活するようなイメージをされると想像しやすいですが、子どもと一緒にキャンプする際の準備物をリストアップしました。
キャンプ場の予約
夏のハイシーズンや人気のあるキャンプ場ですと、行きたいと思った時にはすでに受付終了というのが殆どです。
予約はおおよそ3か月前、早いと半年前から開始されておりますので、各HPにて確認しましょう。
なお、キャンプというと川遊びや虫捕りといった夏のイメージがありますが、過ごしやすいのは春と秋です。お子さんに合わせるとGWやシルバーウィークの頃ですが激戦ですので区画サイトを選ぶようにすると朝も慌てずに済みます。
【設備が整っていてファミキャンにおすすめオートキャンプ場】星空・紅葉がきれいで段々畑のような区画 炊事場は温水、露天風呂とシャワーは無料
キャンプ場の選び方
気温差が激しすぎると体調不良や準備不足によって、満喫できなくなることもあります。
夏は標高の高い避暑地、冬は平野を選ぶとよいでしょう。
また、初めての場合、設備の整ったオートキャンプ場がおすすめです。
オートサイトでは車を横付けできるので、荷物の持ち運びが楽ですし、AC電源付きにしますと家庭で使っているちょっとした電気製品も使用できますので(扇風機や電気カーペットなど)、キャンプ専用品をすべて揃えなくても楽しむことができます。
このほか、場内で川遊びが出来たり、ボルダリングなどの遊具、テニスコート、キャンプファイヤーのできるキャンプ場もあり、目的によって選ぶのもよいですね。
次に準備品リストをみていきましょう。
テント
キャンプといいますとテントとタープを揃えますが、ファミリーには寝室とリビングがセットになった「ツールーム」タイプがおすすめです。
例えば、 コールマン「タフスクリーン2ルームハウス」
・メッシュ地にして虫の侵入を防ぎ、食事などを楽しめる
・フルシートでプライバシーが守られる
・正面シートを上げればタープとして使える
・側面のシートをすべて巻き上げて屋根だけにすることも可能
・インナーテントを外せば、奥行き540㎝の広い空間になる
虫嫌いでも、ちょっとした雨でも、ツールームなら不快指数を減らすことができますね。
シュラフ(寝袋)
封筒型と人形型とあります。
封筒型は、広げてマットや掛布団のように使うこともできます。
また、繋ぎ合わせることのできるタイプもありますので、小さなお子さんと一緒に寝る方にもおすすめです。
人形型は、保温性が高いので冬または標高の高い所でも使えます。
インナーマットまたは銀マット
地面に座ったり寝たりするようなものなので、硬い、おうとつ、冷えといった地面のコンディションが直に伝わりやすいです。
厚みのあるマットを使用して質の良い睡眠を確保し、翌日に疲れを残すことのないようにしたいですよね。
テントによってサイズが異なりますので、最初は専用のものを購入しましょう。
照明3つ
明るめのLEDランタンを1つ、ほか家庭にある代用品として使えそうなライト、懐中電灯の3つで様子を見てみましょう。
ランタン
リビングや屋外調理の照明など、メインとして使用します。
ガスやガソリンを燃料としたランタンもありますが、子どもがいますとケガや火事のリスクを抑えたLEDタイプがよいでしょう。
ライト
リビング部分など、少し明るくしておきたい部分に使用します。
AC電源付きサイトなら、コンセント付きのライトも使えますし、100円ショップで売っている電池式のライトでも十分役目を果たしてくれます。
懐中電灯
トイレや炊事場への移動の際に使用します。
便利グッズとしてヘッドライトがあげられますが、キャンプ場や手持ちライトによっては明るさを確保できたりもしますので、様子を見てから揃えてもよいでしょう。
テーブル・椅子
テーブル
アウトドア用のテーブルですと意外と重く、お値段も高いです。
代用品として、調理器具などを入れて持ち運ぶ収納ケースをそのまま使ってみても良いでしょう。
ホームセンターや資材屋さんに行きますと、3枚の木の板を組み立てるテーブルもあり、コンパクト性や価格面でおすすめです。子どもにペイントしてもらうのも面白いと思います。
椅子
定番の背もたれ付きハイチェア、ロータイプ、ベンチなどあります。
軽量、コンパクト性などによりお値段も上がっていきます。
筆者は、くつろぎ用のハイチェア+100円ショップで扱っているレジャーチェアの2つを備えています。
レジャータイプは、調理中にちょっと座ったり、荷物を置いたりもできるので便利です。
コンロ一式(ガス・炭・薪など)
荷物軽減をするなら薪、シンプルに食材を味わいたいなら炭、スムーズに行いたいならガスといったふうに使い分けまたは併用するとよいでしょう。
薪
焚火をする場合、調理用にも薪を使用すれば荷物の軽減ができます。
炭に比べ火起こししやすい。
使用量の目安として、焚火で1束3時間位です。
カッターまたはナイフで薪の表面を削るようにそぐと、火がつきやすいです。
炭
網焼きで肉や魚、素材の持つうまみを引き出し、シンプルな味付けでも美味しいです。
アルミに包んで炭の中に放り込めば焼き芋もできますし、焼きマシュマロもできます。
使用量の目安は、種類、コンロの大きさなどにより異なりますが、3kgで3時間位。
着火剤を使用しますと、火起こししやすいです。
薪、炭を使用する際はライターまたはバーナー、トング、軍手も用意しましょう。
また、保存状態、雨天時や夜露、湿度が高いと湿気りやすく、燃えにくくなりますので注意しましょう。
使い残しは天日干しして乾燥させ、袋に入れて保管します。
ガス
トラブルがあって薪や炭が使えない時、時短したい時に一般家庭で使うカセットコンロがあると便利です。
例えば、朝の時間が足りない時にお湯を沸かして、カップ麺で済ませるといったことも出来ます。
新聞紙
火起こし、汚れの酷い食器などを洗う前に新聞紙で拭き取れば節水できます。
また、新聞紙をくしゃくしゃにして袋に詰め込めば、簡易クッションになるので、座り心地や冷え対策にも使えます。
ペーパー類
トイレットペーパーまはたキッチンペーパーは、汚れ拭き、火起こしにも使えます。
夜露対策としてケースも別途用意しましょう。
調理器具と食器
メニューを考えてから調理器具を準備しましょう。
包丁、まな板、ざるまたはボウル、鍋、フライパンなど
最初は、家庭で使っている調理器具と使い捨ての紙容器で様子を見ます。
時間の使い方や手際がよくなったら、使い続けられる食器を用意しましょう。
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クーラーボックス
食材や飲料を冷やしておくのに必需品です。
発泡ウレタンなどを使用したハードタイプが一般的ですが、素材や大きさによって保冷時間が異なります。
保管の場所をとるボックスタイプに躊躇した筆者は、保管や持ち帰り時にコンパクトにたためるソフトタイプの保冷バッグで試してみました。
入れたものは
冷凍した2リットルペットボトル3本
冷凍した500mlペット2本
冷凍した肉・ゼリー・おにぎり
そのほか、自宅から野菜とワイン1本
フタの部分のポケットにはソフトタイプの保冷剤「キャッチクール」2個
日中気温が25℃のキャンプ場で日陰に置き、調理と食事以外の開閉はなし。
翌朝、チェックアウト時の在庫としては、2リットルペットボトル1本とゼリー、ミニトマト。
結果
飲料とゼリーは凍ったままだったので、使い方によっては1泊位なら大丈夫そうです。
食材と水
食材
夕飯で使う材料などは、あらかじめ下準備をしておくとスムーズに調理ができます。
例
野菜は洗っておく
玉ねぎは皮をむいておく
食材によっては切って冷凍保存しておく
だし汁を作ってペットボトルに入れておく
いったん冷凍しておいた食材は火が通りやすいので時短にもなり、おすすめです。
水
たいていのキャンプ場では水道水を使っていますので調理、手洗い、洗い物にと全般的に使うことができますが、飲水や調理で心配な方は加熱するか、ミネラルウォーターを持参するとよいでしょう。
尚、水2ℓペットを1~2本冷凍させれば保冷材の代用として使え、溶ければ冷たい飲み水、最後はゴミとして捨てることができます(ごみ収集はキャンプ場によって異なります)。
サランラップ・アルミホイル
防災グッズとしても便利な2品ですが、キャンプ場でも同様に活躍します。
サランラップ
けがをした時の応急処置
身体に巻き付ければ防寒になる
紐の代用品になる
パンなどの粉をこねる時や生地を広げる時に、テーブルやクーラーボックスに敷けば、臨時的に調理台として使えます。
アルミホイル
容器を包んで厚めの型どりをすれば食器の代用品
足先を包めば防寒になる
丸めると、網についたコゲ落としに使える
フライパンの上に敷いて調理すれば汚れも少なく、アルミカップを作れば1回で数種類のおかず作りも可能
型取り容器とふたを作れば、飯ごうになる
アルミホイルはホイル焼きにも使えるのでとても便利なアイテムです。
その他(上着・下着・健康保険証)
標高の高いキャンプ場ですと天候も変わりやすいので、上着や下着、レインコートも追加で用意しましょう。
また、自然体験にて思わぬケガをすることもありますので、健康保険証、絆創膏、消炎鎮痛剤、虫刺され薬、毛抜きなども準備しておくと安心です。
その他②あると便利グッズ
虫よけ
夏だけでなく自然の多い所では吸血する虫や蜂がいますので、気になる方には必需品となります。
蚊取り線香
ピレスロイド系の殺虫剤で、屋外では複数個設置することで広範囲でも効果を発揮するといわれています。
吊るせるタイプもあり、安価が魅力。
デメリット
燃焼させるため小児には危ない
燻煙が喘息症状を起こしやすくなる場合もある
捕獲したカブトムシなどの昆虫にも影響がある
リキッド電子蚊取り
屋外の広範囲(半径3.6m)にて効果を発揮します。
においもなく、電池式なので持ち運びも可能。30秒に1回の噴霧がありますが、人を感知すると噴霧が止まるのでお子さんにも安心です。
デメリット
リキッド1本で30時間なので使い方にもよりますが、おおよそキャンプ2回分の量となり、交換用リキッドがややお高め。
UV光源誘引蚊取り
光で虫を呼び寄せて高圧電流で駆除します。電池式または充電タイプなので殺虫剤いらず。サブ照明としても使えます。
デメリット
夜しか使えない。
破棄処理と洗浄をしなくてはならない。
広範囲では発揮しにくい。
ロープ(ハンガーロープなど)
濡れた衣類を干したり、食器などをぶら下げておくのに役立ちます。
あわせて S字フック または カラビナ もあるとより使いやすくなります。
また、ブルーシートとロープでタープを作ることもできます。
バケツ
調理や火起こしなどで汚れてしまった時、その都度、炊事場まで行くより、すぐ洗えた方がいいですよね。
ウォータージャグの下にバケツを置いて、汚水が溜まったら水場に捨てます。
ただ、下準備済みの食材を持込めば、あまり汚れることがないので、最初はバケツだけで様子を見てもよいと思います。
ごみ袋
キャンプ場によって用意されていることもありますが、万一のために持参しましょう。
雨が降って濡れたテントを持ち帰る際にも使えますし、新聞紙を丸めて入れればクッション代わりにもなります。
フリーザーバッグ
粉物を混ぜたりこねる
ジップロックは耐熱100℃で湯せんに使える(直火鍋は注意)
食べきれなかった料理を入れる
ちょっとした汚れ・濡れ物を入れる
フリーザーバッグに紙袋を重ね入れし、野菜や焼き肉などのくずを入れて封を閉じれば、においが漏れません。
これだけは覚えておきたい
初めてのテント設営の際に戸惑うのがロープです。
ロープは風でテントが飛ばされないよう固定するために使います。
緩んだり、解けてしまっては意味がありません。事前に正しい結び方を覚えておきましょう。
また、地面のコンディションによっては、ペグ(テントやタープを固定するための杭)を打ち込むことができない所もあるかもしれません。その際にも、ロープで木に結び付ければ固定できます。
活用編
濡れたテントなどの物干しロープとして。
結びめを数個作れば食器やランタンを吊るすハンガーロープに。
キャンプでは念入りに準備をすることで安全に楽しむ事が出来ます。
特にファミキャンでは、気持ちが高ぶりやすいお子さんの様子を見ながら準備を進めなければならず、帰宅後も後片付けが大変なので、なるべく持込む物はコンパクトにするというのもポイントになるでしょう。