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早ければ園児さんも数種類の宿題を持ち帰ってきたりして、量・内容的にも夏休み中に終わらせることができるのかどうか不安になりますよね。親としてのサポートや夏休み期間に終わらせるための手順・コツをご紹介します。
スケジュールをつけよう
小学3年生からはスケジュール帳を用意し、計画性を持たせてみましょう。
※スケジュール管理が出来てくるようになるのは高学年になってからですので、ごほうび手帳のような感覚で始められるとよいです。
1日の欄を午前と午後・夕方以降の2~3つに区切り、すでに入っている予定を書き込みます。
習い事があるとまとまった時間が取れにくいので空き時間でクリアできる課題を入れて、達成感も味わえるようにします。
また、週に1,2回くらいオフの日を設けて、間に合わなかった宿題の調整を行いましょう。
文字(漢字)の練習・計算ドリルやプリント
この宿題には学習の習慣づけという意味も含まれていますので、すぐに終わらせるのではなく
例えば毎朝〇分、あるいは〇ページという風に毎日行いましょう。
小学1年生ですと授業に慣れてくる頃かと思いますので45分を目安にします。
集中力が続かないお子さんの場合、未就学児の集中できる時間は15分位といわれておりますので、20分・5分休憩・20分を目安に計画を立ててみましょう。
次に、
絵日記・読書感想文・絵画コンクール・自由研究(観察日記)の中から順番を決めます。
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自由研究(観察日記)
調べたり、継続してみていくものもありますので時間がかかります。優先して取り組みましょう。
小学低学年
植物の観察日記として数枚用紙を渡されるかと思います。
継続して成長を記録していくものですが、変化のみられた時に記入すると書きやすいですね。
例えば、朝顔の観察用紙を3枚配布されたとして、花が落ちた・子房がみられた・種が採れた。
ただ、持ち帰ってきた時点で子房がみられたり、種ができてる可能性もありますよね。枯れてしまうこともあります。
そういう時は、
持ち帰った翌日の様子、子房や種の数が増えた時、枯れてしまった時という風に記録しますと分かりやすいです。
朝の水やりを終えたタイミングで記入しましょう。
小学中学年
題材は夏休み前から検討をつけておくとスムーズですが、特に思い浮かばないことの方が多いですね(汗)
自立心を培うためには自らテーマを見つけてもらいたいところですが、いくつか選択枠を設けて選ばせるというのもひとつの手段です。
夏といえば昆虫も多いので採取したり飼育して観察するのもいいですし、お菓子作りを通して化学反応を知るのもいいです。
お子さんの好きそうなことから理科に結びつくような題材を見つけましょう。
専門性のあるものや手短に済ませたい場合には、ワークショップを利用すると楽しく学べます。
ですが、
いずれも事前に研究対象について調べることが大事です。
カブトムシなら生態をあらかじめ知っておくと、疑問も生まれやすく、博物館などを利用しても質問しやすくなります。
ワークショップでは何よりも楽しかった気分が優先されやすいので、事前に生態や仕組みなどを知っておいた方が無難です。
なお、模造紙へのまとめ方などはこちらを参照にしてください。
関連記事:自由研究
小学校高学年
昨年度の研究を継続されますとはかどります。
ポイントは、より対象を限定することです。
昨年の結果から疑問や新たな実験(研究)をする必要性がありませんでしたか?
例えば、
5年生で「なぜ花には色んな色がついているのか」を調べたとします。
すると、
虫と繁殖について知ることとなります。
さて、
虫の目は、どのくらいの視力で、どのようにものを捉えるのでしょうか。
これは新たな研究対象となり得ますから、6年生で取組むことが可能です。
次の題材が見つからない時にも、昨年度の研究結果から探っていくとよいでしょう。
中学受験生(5・6年生)
塾の宿題との両立が難しいですね。
テーマを選択制にし、資料の調達などのサポートをしてあげましょう。
理科の担当教員に相談することが可能な塾もありますし、受験に絡めた内容でもいいですね。
なるべく短期間で終わらせることのできるテーマとサポートが必要です。
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絵日記
園児さんや小学校低学年で出される定番の課題ですが、夏休み終盤で書くとこんな悩みも…。
「何を書いたら(描く)いいのか分からない。」
意外と多いです。
原因としては、そもそもあまり記憶に残らないんですよね。
夢中になって遊んで、食べて、また遊んで、寝て…(笑)
その時にどんな風に思ったとか、感じたことなんて余程の印象深いものでなければ覚えていないことの方が多いんです。
なので印象深い出来事=お出掛けやイベントですと書きやすくなりますが、時間が経てば経つほど忘れてしまうので出来事があった当日に書くようにしましょう。
当日に書くのが難しい時
親が聞き取ってメモしておくことで、翌日でも思い出すことができ書きやすくなります。
当日に書くことも、メモしておくこともできなかった場合
忘れてしまったことを思い出させて書かせるよりも、身近なことを提案してみましょう。
例えば、
お手伝いをしたこと。
おもちゃ遊びをして工夫をしてみたこと。
飼ってるペットの事。
面白かったお話やテレビの事。
実は、特別なことをしなくても日常生活の中でも題材はありますし、案外、お子さんも書きやすいと思います。
お子さんが何気に話している内容や食べ物などの感想に耳を傾けますと、そのまま文章にしても面白いものがあります。
なので、書けないお子さんには親がそばで問いかけながら、返答を記述してもらうと書きやすくなり苦手意識もなくなってきます。
絵の苦手なお子さんの場合
〇△□をベースに、組み合わせて描いてみる
折り紙や切り絵、ちぎり絵にしてみる
色で表現できることもありますので、沢山の色を使って描いてみるのも面白いです。
絵日記の「絵」の部分は、楽しく自己表現ができるように複数の画材を用意してあげましょう。
「文章」の方は、文字の書き方の練習にもなりますので正しい書き順で丁寧に書けるように見てあげましょう。
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読書感想文
子どもが素直に気持ちや考えを書くことが苦手な場合には、本を読むことから含めて1週間はかかるとみましょう。
感想文を書きやすくするためには、身近に感じ取れとるような内容の本を選ぶのがポイントです。
例えば
ペットを飼っているご家庭ならペットにまつわる本。
家庭菜園をしているなら食べ物や植物に関する本。
ペットを飼ったことがないのに、ペットの本を選んでしまうと原稿の指定枚数をクリアするのは難しいと思います。アドバイスする方も自分の経験は伝えることができても、心の動きまでは伝えきれませんよね。
なので、書きやすさを求めるのであれば、読みたい本というよりも子どもが共有できる本を数冊用意して選んでもらうようにします。
書き方のコツ
1.本のカバーなどに書かれている あらすじに目を通し、本を読みます。
読み終えたら、どんな話で・どう思ったのか・理由も書きます。
2.中学年以降の方は、もう一度本を読みながら
心が動いた部分(面白い・かわいそう・そうなんだ・それ分かる等)にふせんを貼って、簡単に気持ちを書き込んでいきます。
あとがきにまで目を通し、筆者をはじめとする自分以外の視点で物語の意味を感じます。
3.では、書き始めましょう。
ストーリー展開に沿った書き方でもいいですし、
強く印象に残った部分から書き始めるでもよいです。
共感できる部分または自分の経験などに似ている部分があった場合、
どんな場面が似ていて、どう思ったのかを書いてみましょう。
これらは箇条書きでも構いませんので、とにかく沢山書き出すことがポイントです。
4.次に、文章を作っていきます。
箇条書きした項目をよりくわしく説明してみましょう。
また、
思ったことを丁寧に書いていきますと、まとまった文字数になりますのでチャレンジしてみてください。
5.構成を考え、清書する。
手順としては、4で書き出した文章をつなげて、予備の原稿用紙に書いてみます。
文字数が足りなければ、もう一度あとがきを読んで違った目線で物語を読みます。
文字数が多い場合には、削っても差支えのない部分をチェックするか、ほかの言葉で短くします。
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図画工作
絵画・工作は1作品につき1日~3日位を目安にしましょう。
絵画ですと、小学校低学年までは指の力が弱いのと水彩画をあまり学習していないことから、クレヨンやパスティックのようなクレヨン色えんぴつを用いると描きやすいです。
海や空のように画用紙の大きな面を塗る際には水彩と太筆を使用しますと楽に描けると思います。
コンクールではサイズが指定されてあり、描きなれていない大きな画用紙に描くというのは難しいですよね。
画用紙以上に新聞紙を広げて、はみ出すくらいダイナミックに描いてもらいましょう。
絵を描くのが苦手な場合
未就学児ですと〇△□といった単純な形を用いて描けるようなテーマにします。
例えば アリ。
黒い丸を3つに線を足せばアリにみえますね。
1つ描けたらもう1匹…というように描いていけば、数回にわたってもイメージしやすく描けます。
お野菜でも1回につき1個ずつ描き足して最後にざるを描けば、採れたて夏野菜というふうに完成します。
この際に注意したいのは、小さく描くと沢山描き込まなくてはなりませんから、大きく描くことです。
また、夏の思い出がテーマですと後日描くことになりますから忘れてしまいます。写真を撮っておいて振り返りながら描くというのも良いでしょう。
貯金箱などの工作
ホームセンターなどで工作キットが販売されていますが、ここはアイディアだけをちょうだいしてオリジナリティをだしてみましょう。
よいアイディアが浮かばない場合には、住まいを考える・伝統工芸品・絵はがき作成・廃材を利用した作品といったアート系ワークショップが夏休みには多く開催されていますので参加してみたり、コンクール主催者のホームページにて受賞作品を参考にしてみるとよいでしょう。
工作の材料としては、紙粘土や木材が多いと思います。
紙粘土を使う場合、性質上、完成後にぽろぽろと取れてしまうことがあります。
例えば、人を作る際には、頭・胴体・脚・腕といったパーツごとにつくって乾燥させたのちに木工用ボンドで接着するか、補強のためにパーツに爪楊枝を半分ほど刺してボンドをつけて、残り半分の爪楊枝を胴体に差し込む工程が必要です。
着色後はニスを塗ると、色落ちや色移りせず、また艶が出て発色もよくなりますので忘れずにしましょう。
木材の場合は、ホームセンターで廃材が安価で販売されていますし、店舗によっては本格的な機材が使える工房もありますので活用してみてもいいですね。
もしくは、割りばしやアイスのスティックを使ってみても面白いです。
他にも、お肉やお惣菜に使われているポリトレイ、ペットボトル、お菓子の空き箱、空き缶(飛行機が作れます)といった廃材も、立派な材料になります。
おすすめは「段ボール」
未就学児でも扱いやすく、断層を模様に見立ててみたり、何層にも重ねれば家具として使えるくらい丈夫です。
スーパーなどで調達しやすいく、また、経費もかかりませんので納得のいくまで制作することができます。
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入選・入賞すると
読書感想文や貯金箱といったコンクールですと、まずはクラス内および学校の代表として出品者が選出されます。地区を経て県代表といった具合に通過していきますが、我が子が選出されたかどうかというのは直接ではなく気配で分かることが多いようです。
例
感想文の簡単な手直し・きれいに丁寧に文字を書くようにと改めて宿題にされることもあります。
図画工作系ですと、張り出されていたり持ち帰ってきたりするのですが、我が子の作品がないという状態。
入賞か否かは
忘れたころに賞状が届いたり、表彰式や展示のご案内で分かります。
入賞作品をみますと
成長に合わせた画材や技法を見かけることもありますが、子どもが感じたことを素直に表現していることがポイントかなと思います。
この「素直に表現」というのが案外難しいです。
見た通りに描く(書く)
感じたように書く(描く)
普段からトレーニング?しておかないと出てこないものです。
例えば、みかんを題材にしますと、おいしいではなく`甘くて酸っぱくておいしい‘。
絵にするならば、そのものを描くのではなく`皮をむくと白いひもみたいなものがついていて模様みたい‘という視点。
なので、子どもの本質を素直に表現または発揮できるよう普段から心掛けてあげたいですね。