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キャンプに来たけどあいにくの天気。雨が続きそうなら簡単にできるレザークラフトで子どもとアートな時間を過ごしてみませんか。革はぎれと100円ショップで材料を調達すれば刻印キーホルダーが作れます。さらに、あのお菓子のアレを使って刻印を試してみましたので紹介します。
材料
革はぎれ または フェイクレザー
クッキースタンプ(アルファベットまたは平仮名)
目打ち または 鉛筆
穴あけポンチ4~5mm
木工用ボンド
はさみ
紙やすり#100と#280くらいのもの
キーチェン
ペンチ
その他必要に応じて
・ハンマー(刻印、穴あけに使用)
・新聞1日分(穴あけに使用)
・Ⅽ型クランプ1~2個(刻印きれいにしたい時)
・工作用板 1作品につき2枚(刻印きれいにしたい時)
革はぎれは手芸店やレザークラフトを扱う店舗にて購入できます。
フェイクレザーを含め、材料のほとんどはダイソーで調達できますが、キーチェンパーツはセリアですと種類が多いです。
作り方
①型紙に合わせて革を切る
複雑な形にしますと裁断面の処理が大変になるので、ベースは丸、四角、楕円で革を型取りし、2枚1組とします。
楕円はPCで作ってプリントアウトしたものを型紙にするときれいにできます。丸型は瓶の底などを使うと良いでしょう。
型紙から写し取る時は目打ちを使うと革を汚さずに済みますが、鉛筆で薄く描いても大丈夫です。
②接着する
①のうちの1枚に木工用ボンドを裏全面に薄く塗って張り合わせ、すき間が無いように指でおさえるか重石をのせます。
1組では柔らかすぎる場合、好みに応じて3~4枚を重ね合わせると硬めに仕上がります。
③裁断面の処理をする
紙やすりの粗目#100くらいのものを使って形を整えます。仕上げには#280くらいのやすりを使い、滑らかにしていきます。
最後に、革の裁断面に木工用ボンドを薄く塗ります。表面にボンドがはみ出ないように注意しましょう。
④刻印
革の表面を濡れ布巾などで湿らせ色味が濃くなるまで浸透させます。次に、刻印する型やクッキー用ひらがな・アルファベットスタンプを強く押し当てます。
クッキー用スタンプの場合
下処理をしてから使用します。
文字をセットする側につまみの部分があります。
この根元にカッターなどで切り込みを入れて折ると取り除け、刻印時に圧をかけやすくなります。圧が均等にかかると刻印もムラなく、はっきりと出ます。
下処理を終えた本体に文字パーツをセットして使います。
革の表面を湿らせてからスタンプを置き、上に平たい石などをのせてから腕の力で圧をかけるか、ゴムハンマーで叩きます。
刻印が薄い時は、文字や絵柄がずれないように合わせ直し、もう一度圧をかけます。
きれいにはっきりと刻印したい時
工作用板2枚で革とスタンプまたは型をはさみ、Ⅽ型クランプを使って圧をかけます。濡れた革が乾いた頃に外すときれいに刻印できます。
その他、気軽に刻印できる商品とやり方については次項目にまとめてありますのでご参照ください。
⑤穴を開ける
刻印が終わったら、革にキーチェン用の穴を開けます。
100円ショップで道具を揃える場合は穴あけポンチ4~5ミリのものを購入すると良いでしょう。
このポンチはハンマーで打つことにより穴を開けるタイプなので力を要します。新聞1日分を敷いた上で大人が行ってください。
薄い革地でしたら、ペーパー用穴あけポンチでも開けることができます。
おすすめ 簡単に穴あけできる商品
【定番】マットやハンマーも不要で6サイズの穴あけ可能です。
切れ味良く、子どもでも楽に穴あけできます。
⑥キーチェンや好みに合わせてアクセサリーパーツを組み合わせる。
キーチェンまたはボールチェン、ストラップパーツなどのお好みのパーツを付ければ完成です。
お好みに応じてアクセサリーパーツを加えてもいいですね。
刻印に使える お菓子とピンズ(ブローチ)
手芸店などで見かける刻印は1柄につき500円位しており、その他の材料も揃えるとなるとお試しするにはハードルが高いですよね。そこで、もっと手軽にできる刻印のベースとなるものを探してみました。
クラシエ「おえかきグミランド」
まるで実験みたいな作り方が楽しいおやつのグミ。食べた後のこの型が使えるんです。
刻印の仕方はクッキースタンプと同様、革を湿らせてから型を置き、クランプで押さえ、革が乾いたら外して完成です。
使う時の注意点
板2枚とⅭ型クランプを使って刻印しますが、プラスティック製なので圧をかけ過ぎると先端が曲がってしまいます。クランプで押さえている時に板が傾いているのは変形のサインですので、確認しながら調節してください。
ダイソー「ピンバッジ」
アクセサリー売り場に陳列されている様々なピンズ。
材質が硬いので圧をかけると彫りがきれいに出ます。
使い方
留め具を外して本体の針の部分をペンチで取り除きます。
使用する際は、取り除けなかった針の根元の部分を板に強く押し込んでから革をのせ、もう一枚の板で挟み込んでⅭ型クランプで圧をかけます。
強めにかけるとくっきりと刻印できます。
このほかにもキーホルダーやアクセサリーパーツ商品に応用できそうなものがあります。
選び方のポイントとしては、平面(線描の凹凸をのぞく)かつ細かすぎないデザインのものにするときれいに刻印できますのでぜひチャレンジしてみてください。
【応用編】 クリームサンドビスケット
ダイソーのビスケットスタンプセットを使ってクリームサンドのキーホルダーを作ってみました。
材料
ビスケット型スタンプセット
ビスケット色の革2枚
サンドクリーム用にお好み色の革2枚
目打ち または 鉛筆
はさみ
木工用ボンド
やすり(形を整える用#100 仕上げ#280くらい)
キーチェン
穴あけポンチ1.5mm と 4mm
Ⅽ型クランプ
板2枚
必要に応じて
・段ボール
・イニシャル用スタンプ
作り方:ビスケット地
革に型をのせて目打ち または 鉛筆で縁取り、切り抜きます。※丸く切り抜いても可。刻印後、再度きれいに処理をします。
次に、型を裏返してみると内側にある沢山の線や点といった模様が縁よりも低めにつくられていますよね。
ビスケット地として使う革を型にのせてみて、縁との差がどれくらいになるのか確認してみてください。
ビスケットの模様をはっきりと刻印させるコツ
この型の縁と革を同じ高さにすることで均等に圧がかかり、刻印がきれいに出ます。
革の厚みが足りない場合には、段ボールなどで高さ(厚み)を調整しましょう。
作り方:模様の刻印
①板を敷いてビスケット型をのせます。模様が上。
②革は刻印する面を水で湿めらせてからビスケット型に置き、その上に厚みを調整する段ボールをのせます。
③②にもう1枚の板を重ねます。
④型を板で挟み込んでいる状態の③にⅭ型クランプをつけて圧をかけます。
※圧をかける際にずれてしまうとビスケット型の線や点の部分が折れ曲がってしまうので気をつけましょう。
⑤革が乾いたら外し、もう1枚同じものを作ります。
⑥ビスケットの中央に付属の英字スタンプまたは別途文字スタンプを用いてイニシャルを入れていきます。
先ほどと同様、革は刻印する部分を水で湿らせてからスタンプをのせ、圧をかけます。
⑦革が乾いたら外し、はさみを使ってビスケットのはみ出た部分をカットして形を整えます。
⑧刻印が終わったら穴あけポンチを使って点の部分に穴を開けていきます。(穴あけポンチ1.5mmを使用)
作り方:クリーム部分
①クリーム地はビスケットより1~2mm小さめを目安に作ります。
②2枚つくったら木工用ボンドで張り合わせた後、やすりで形を整え、裁断面を滑らかにします。
③クリーム部分ができたら、ビスケットの革の裏面に木工用ボンドをつけてクリームとなる革をサンドします。
クリームが見える穴に木工用ボンドがはみ出ている時には爪楊枝できれいに取り除き、乾燥させます。
④革がずれない程度まで乾いたら、キーチェン用の穴(穴あけポンチ4mmを使用)とパーツをつけ、再び半日~1日乾燥させれば完成です。
裏面にイニシャルを入れたかったので、クリームを挟む前にダイソーのクッキー文字スタンプを使って刻印してみました。
事前準備でより手軽に
革の土台を予め完成させておくと、メインである刻印から作成する事ができ、持参するものも少なくて済みます。
事前準備
革を張り合わせたら裁断面はやすりをかけて滑らかにし、キーチェン用の穴あけを施しておきます。
現地への持ち物
革の土台
刻印したいもの(クッキースタンプなど)
キーチェンパーツ
ハンマーと新聞紙 または Ⅽ型クランプと板2枚
必要に応じて アクセサリーパーツ・ペンチ
今回は刻印をメインとしたキーホルダーを紹介しましたが、革に穴をいくつも開けて紐通しで模様を描くのも楽しいと思います。
また、接着強度や裁断面をより良くしたい時にはレザークラフト専用のものがおすすめです。
あとがき
我が家の子どもたちはベースとなる革の色や刻印の模様決めなどに始まり刻印打ちも楽しく取り組んでいました。
ゴムハンマーを使用したのですが圧がけにムラができ、最終的にはクランプを使用して10分以上ほったらかし。遊びがひと段落ついた頃に確認してみると、きれいに仕上がっていて早速リュックにつけました。
みなさんもぜひお試しください。
紹介した材料商品の確認はこちら ダイソーネットストア