スポンサーリンク
蝉の声やカブトムシといえば夏の風物詩、鈴虫の声を聞けば秋の気配を感じるというように夏から秋にかけて昆虫と触れ合う機会が多くなります。いつもと違う視線で上から下まで見てみると、そこにはまだ知らない昆虫がいるかもしれませんし、身近な昆虫でさえも観察することで知りえることが沢山あります。新種や生態、標本、採取の仕方などまずは昆虫展にて昆活してみませんか。
待ち時間・混雑状況など
あらかじめチケットを買っておき、夏休みの平日昼間に行ってみましたところ、待ち時間なしで入場できました。
館内も沢山の方がいらっしゃいましたが、混雑というほどではありませんでした。
ただ、自由研究用途や豊富な標本の前では熱心な方も多く、所々で時間がかかりました。
また、小さなお子さんの場合、抱っこしないと見ることができない昆虫もいて我が家は途中で断念。後半は急ぎ足で済ませましたので所要時間は2時間でしたが、丁寧にみますと3時間はかかると思います。
スポンサーリンク
展示内容
昆虫を知る
入ってすぐ、私たち以上の大きな昆虫模型が数体います。
肉眼ではなかなか捉えることのできない虫の細部まで再現されてあり、こんなところにもうっすらと毛が生えてるんだみたいな発見もあります。鏡台の上に模型があるので、見にくい部分もじっくりと観察できます。
ミツバチ・クワガタ・チョウ・蚊。
クワガタは大人気で撮影される方が多かったです。
二ホンミツバチの模型は約200倍になっていましたが、目の当たりにしますとショックを受けることもありますね。。
興味深いのは蚊。
普段は刺される前に退治したいので観察対象にはならないですからね(笑)
ただ、蚊がヒトの血を吸う時に刺す針を参考に痛みを軽減できる注射針として使われていることは言わずと知れたことですが、昆虫のつくりを知ることで私たちの生活に役立つものへと結びつくこともあります。細部までみることができる展覧会なので、昆虫たちのからだのつくりから知るということを教えてくれます。
標本も沢山あり圧倒されますが、
微妙な違いを発見したり、額内の下の方に小さく解説のようなものも書かれてありましたので読むと参考になります。
ほかにも、
コガネムシをはじめとする甲虫の発色
蝶の色合い
様々な昆虫たちの模様
にはファッションやデザインにも通じるものがあり、参考になります。
スポーツ系スーツやウェアの黒地に蛍光色というのは実に昆虫っぽいなと思いました。
あまりにも小さくて肉眼ではよく分からないけれど拡大すると妙な形の昆虫もいました。
まるでボディにオブジェを乗せたようなツノゼミなどは
環境に適した形態であったり進化・・・なのでしょうけど、謎のものもあるそうです。
種の基準となる'ホロタイプ標本'や'琥珀'に閉じ込められた昆虫は美しかったです。
展示の最後の方でお目にかかれるセイボウの新種はとても小さくて藍色の美しさがよく分からなかったのですが、そのサイズでありながら採取・新種の発見ができたということに驚きました。
スポンサーリンク
閲覧注意な「Gの部屋」
何のことか分からず入りましたが、
強い先入観と葛藤しつつ(笑)
一部、らしくないGもあったので文面も受け入れることができました。
カマキリに近く、シロアリもGに含まれる。そして、日本にいるGは外来種だったようです。
昆虫を学ぶ
虫のつくりがよく分かる360度回転の画像、電子顕微鏡を使った写真からさらに昆虫の細部のつくりを知ることができます。
また、昆虫の能力や感覚の程度なども解説され、深く学ぶことができます。
例えば、口器や警告アピール、視力、嗅覚、擬態もそうですね。
チョウなどを食べる生きもの(捕食生物)たちは、食べてみて有毒だったものは今後その昆虫を食べなくなります。こうしたことから昆虫の中には生き残るための戦略として有毒である昆虫の姿や模様、色などに似通った容姿(擬態)をもつものもいるようです。
ほかにも、オオコノハムシのように葉っぱに扮装するもの、周囲と同じような色合いをもつもの、捕食生物に対して威嚇するような模様や狙われても生命の危機から免れるようなところへ誘導する模様をもつ昆虫もいます。
蟻についても詳しく解説されていました。
特にフェロモンについては自由研究に役立つ内容だと思いますし、コミック調も雑学的面白ネタで楽しかったです。
昆虫を採る
沢山の昆虫をみてきますと、ちょっと採取したくなりますよね。
香川さんキャラが際立つ某テレビ番組内でも登場していたと思いますが、採取方法や道具の紹介、標本づくりの仕方も大変参考になりました。ショップ手前には香川さんファンにはたまらないブースもあり、昆虫愛、感じます。
スポンサーリンク
グッズ
お土産用のお菓子、ファッション、ステーショナリーグッズ、本、玩具類など沢山あり、テンション上がります。
行きはおやつケースで、帰りは本物の虫が入るという子どもウケしそうな虫かご入りのおかきです。
ほか、分かりにくいですが虫プリントされたキャンディやお弁当に入れることのできる昆虫・カット焼きのり。きれいな昆虫がプリントされたタブレット入りケースもありました。
ボトルバックはOUTDOORとのコラボ商品です。¥2160/アルミボトル350ml ¥1458
下記商品は店頭品薄状態でした。(ということは売れ筋!?)
木製パーツを重ねてつくる昆虫キット
種類が選べないほどに売れている様子でした。自由研究、工作課題にも使えますね。
てんとう虫リュック
ウィリーバグのリュックバージョンみたいな感じです。未就学児の息子で試してみると大きめでしたが、かえってそれもかわいいです。側面のダブルファスナーをがばっと開くタイプでした。防水素材で背面にはメッシュ、耐衝撃性もあるのでスナック菓子やスマホなどを入れても安心です。
個人的におすすめ
図録
本展の図録でありながら図鑑以上に学習できそうな一冊です。
我が家は悩んだあげく購入しませんでしたが、自由研究でも使える本だったなと後悔しています。
アイストレー
シリコン製です。チョコレートや焼きドーナツの型としても使えそうですね。
数種類の昆虫が作れます。
HEX BUG と 昆虫戯画
本はざんねんな…シリーズに似た構成で、へ~そうなんだと思えるものばかり。楽しく読めます。¥2000
ヘックスバグにはイモムシ・アリ・カブトムシ・コガネムシがあり、それぞれの虫の特徴を捉えた面白そうな動きをするロボットらしく、息子はコガネムシを購入。
素早い動きで走り回り、段差のあるところでひっくり返るとまさにあのコガネムシの動きをして元に戻り、走り続けました。思った以上に早いのでGぽくて気持ちが悪いし、起き上がりの仕草も素早くてリアルでした。でも、誰かを驚かせるには面白いかも!なトイでした。
ぜひ、持ち帰りたい
無料配布の読売中高生新聞「昆虫」特別版
※8月上旬に行った際にありました。
昆虫の特性とそれを生かした製品、昆虫の多様化、採取法、巨大昆虫の紹介をはじめ、研究者の密着や虫に関する本の紹介、香川さんの昆虫愛が掲載されています。
スポンサーリンク
概要(期間・時間・入場料・アクセス)
期間
2018年10月8日まで
時間
9~17時 ※金・土は20時まで
休館日
9月3・10・18・25日
入場料
一般・大学生 ¥1600
小・中・高校生 ¥600
金・土曜限定ペア得ナイト券(17時以降2名同時入場) ¥2000
アクセス
駐車場
無し
最寄り駅
JR上野駅 公園口より徒歩5分
東京メトロ 銀座線/日比谷線ともに上野駅 7番出口より徒歩10分