スポンサーリンク
2018年7月19日から日本科学未来館で 'デザインあ展' が開催されています。NHK教育テレビをご覧の方にはお馴染みのコーナーが体験でき、初めての方でも楽しめる内容となっております。所要時間は3時間程ですが、デッサンをはじめ描く体験では意外と夢中になりますので時間にゆとりをもってお出掛けされますとよいでしょう。
スポンサーリンク
待ち時間・混雑状況など
夏休みの平日昼過ぎに到着しましたが、
チケット売り場・入館ともにスムーズでした。
いつも開館同時ですと混んでいますので、少し時間帯をずらしますとよいかもしれません。
なお、入館前の地球シンボルゾーンには大きな'あ'のパネルがあり、一画になりきって写真が撮れるようになっています。大と小があるのでタイミングが合えば親子の'あ'が撮れます。
スポンサーリンク
展示内容
観察のへや
身のまわりにあるモノコトをデザイン過程である「みる」「考える」「つくる」を通して私たちとのつながりをみていきます。
卵料理の過程やお弁当の中身の食材を並べたものは子どものお勉強になりますね。
'梅干しのきもち'では、お弁当箱の中にもぐって穴から顔を出すと丁度、梅干しの部分に出ます。梅干しの気もちになれたら写真を撮りましょう!
'抽象度のオブジェ' タイトルが面白いですね。男女から見慣れたトイレのマークへと抽象化されていく度合いによって、どのように伝わるのか(あるいは感じ取ったか)を考えると深いです。
子どもに人気があったのは、急須などの形をした木製パーツを重ねていったり、トレス台のようなものにマークを重ねてオリジナルマークを作る体験でした。
スポンサーリンク
他にも
自分の名前を入力するとその文字が顔パーツとなり、自分の動作と同じように動きだす'名は顔をあらわす。
'モニターの前で手を叩くと、その回数にちなんだ映像がみれる'〇回の動作'は、あっほんとだ!と思わせるものになっていて何度でも試したくなります。
ポスターのような大きいパネルはよく見ると文字が羅列されていたり、沢山の苗字を使った作品もありますので自分の苗字を探してみましょう。実は苗字人口によってサイズが違うようですよ。
皆さんが夢中になっていたものはデッサンでした。
モチーフを取り囲むようにしてデッサンしていくのですが、今回はレベルが高いですね。
モチーフの形も難しいですが、紙と鉛筆と練り消しゴムで描いていきます。
コツは
モチーフを捉えやすい場所を選ぶことと
自分なりに時間制限を設けて集中して描くことです。
描き終わったらスキャンしてもらいましょう。
巨大スクリーンや展覧会の公式ウェブサイトにも掲載されますのでよい記念になりますよ。
最後に 'もんどころ'ブースにて、伝統的な描き方による紋にチャレンジしてみましょう。
スポンサーリンク
体感のへや
番組で使用されている曲(音)と映像に囲まれた空間でデザインを体感します。
臨場感あふれる'あ'のテーマソングと映像で幻想的な空間になりますが、'解散!'や'森羅万象'ではスクリーンならではの迫力もあり楽しいです。
部屋の各面によって映像が異なり、私たちを軸に映像が回り出したりもしますので、できれば2回程みるとよいかもしれません。
概念のへや
「くうかん」「じかん」「しくみ」のテーマで構成されています。
「じかん」を捉えたり、デザイン的に意識するってなかなかないですよね。
意外とスルーされがちだった 'おそい「あ」'。
スポンサーリンク
しばらく観察しないと気付かない位の速度で'あ'という文字が変化を遂げています。
隣に映し出される早送りのライブ映像にて確認できますが、まずは、変化を遂げる'あ'の前に立ち、見てみてください。
「くうかん」を感じる作品では、自分に合うサイズが犬用入口?猫用入口?どんな入口かを探り当てる作品やパーソナルスペースを意識するものがありました。足跡の上に立ち、体感し、数人でしたら写真を撮ってみると面白いかもしれませんね。
'とおい「あ」ちかい「あ」'は、箱の中を覗き込んでからどこかに展示されている「あ」を探してみてください。
「しくみ」では、私たちが歯車の1パーツと化してあるモノを起動させる体験や回転すし屋さんの仕組みがもしも○○だったらという作品が子どもたちにも好評でした。
スポンサーリンク
最後に…
グッズ売り場を過ぎて退場しますと、コミュニケーションロビーに出ます。
こちらでは 'みらいの「あ」'と称して、「あ」をモチーフとした専用紙に思い思いの未来を描き投稿できるスペースとなっていました。鉛筆・色鉛筆・カラーペンが揃ってあり、また、投稿者の中から選ばれた作品も展示されていますので参考にもなりますね。もしかしたら、自分の作品も展示または番組で放送してもらえるかもしれません。
グッズ
シャレの利いた「あ」のグッズやインパクトの強いデザインに思わず手が出そうな展覧会限定商品が沢山ありました。
升目を塗りつぶしてモザイク風のオリジナルデザインにできるティッシュボックス。
解散ノートはページ毎に柄が違うので書き込むのがもったいないくらいですが、携帯するのにぴったりな掌サイズです。
角度を変えるとイラストが変わるポストカードはみかんゼリー柄が涼しげです。
そのほか、
カップの取っ手だけを数種類並べたオブジェ?や思わずツッコミたくなる商品もいくつか。
木製の歯車定規や切り紙などのシンプルながらもデザインを楽しく感じるものもありました。
おすすめは
「しめじの解散!」
解散された細かなパーツを組み立てて、市販品のようなしめじ一株を作りあげるペーパークラフトです。
並べたパーツをみますとそれだけで満足しますが、作り甲斐のある商品ですね。
「ビーチサンダル」
履く面には「あ」の文字がプリントされていますが、靴底には凹んだ「あ」があり、砂浜を歩く度に「あ」の文字が足跡として残る洒落感あるサンダルです。サイズも子どもから大人用まであり、海水浴場での注目度も間違いなし!
半額あたりまえ!お得なクーポン
「デザイン あ かくほん」
デザイン的思考を育むワークブックです。
今回の「あ」展を振り返るような課題や描き込んでいくうちにモノを多角的に捉えることができるようになるような内容の本でした。完成すればオリジナル本としても楽しめますし、子どもたちにも良い教材になりそうです。
スポンサーリンク
概要(期間・時間・入場料・アクセス)
デザインあ展
開催期間
2018年7月19日~10月18日
開館時間
10~17時(入場は30分前迄)
ただし、
9月16・23日/10月7日/8月10~18日は20時までの開館※常設展は17時に終了します。
休館日
9月 4・11・18・25日
10月 2・9・16日
入場料
19歳以上 ¥1600
小学生~18歳まで ¥1000
3~小学生未満 ¥500
アクセス
●駐車場
地下駐車場 1時間400円 1日最大1500円
開館に合わせて入庫されますとスムーズですが、お昼位になりますと建物まわりで1時間以上待つこともあります。また、企画展では整理券配布や入場制限を設けていますと、入館してからも時間がかかりますので運転手さん以外の方は先に入館された方が良さそうです。
●電車
ゆりかもめ
船の科学館駅 または テレコムセンター駅 下車 徒歩5分位
りんかい線
東京テレポート駅 下車 徒歩15分位
●バス
都営バス 日本科学未来館前 下車 徒歩1分