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私の部屋を子ども部屋へと改装していたところ、娘たちの育児ダイアリーを見つけました。
精一杯の育児生活であまり読み返すこともなかったのですが、これを機に振り返りつつ出産・育児とそれにまつわる費用、双子らしいのかなと思えるコトなどを取り上げていこうと思います。
これから双子マタニティライフを過ごす方、双子にあこがれをもつ方へ少しでもお役にたてれば幸いです。
産院で妊娠の確定と同時に双生児(双子)でもあることが判明しますと、驚きと喜びでいっぱいですよね。
一方、リスクについてのお話もされて不安になることもあるかと思います。
もう一度おさらいしてみましょう。
また、双子にあこがれをもつ方にも知っておいてほしいのが、卵性と膜性です。
卵 性
卵性の卵とは、受精卵のことをさします。
一般的に妊娠とは、卵子1つに対し精子1つが受精して受精卵となり、子宮内に着床することで妊娠に至るわけですが、双子の場合には受精卵の数によって1卵性と2卵性に分かれます。
一卵性の場合
子宮内に着床した1つの受精卵が細胞分裂を繰り返すうちに2つに分かれて育まれたのが一卵性双生児です。
2人の性別や血液、遺伝子情報が同一なので、よく区別がつかないほど似ていると言われていますね。
二卵性の場合
2つの卵子と2つの精子がそれぞれ受精し、2つの受精卵となって育まれたのが二卵性双生児です。別々の胎盤を有しています。膜 性
妊娠初期に超音波検査によって診断を行います。
赤ちゃんと羊水を包んでいる卵膜のうち、絨毛膜(胎盤の数)と羊膜(赤ちゃんが成長する部屋)から膜性をみていきます。
この膜性によって双子リスクが異なりますので、どちらに該当するのか確認しておきましょう。
一絨毛膜二羊膜(MD)
一卵性のち約75%がこのタイプです。
2人の赤ちゃんの間に膜はありますが、1つの胎盤を共有し、その胎盤内において互いの血管がつながっているため、栄養の含んだ血液は双方間を往来しています。
そこへ、何らかの影響で血流バランスが崩れると、羊水の偏りや体重差が大きくみられる発育トラブルがみられたり、双胎間輸血症候群のリスクが高いといわれています。
二絨毛膜二羊膜(DD)
一卵性のうち約25%と二卵性の殆どはこのタイプです(非常に稀ですが二卵性で一絨毛膜性の方も最近では見受けられるようです)。
2人はそれぞれの膜と胎盤を持っているので、お互いの血流に影響し合うことはありません。
一絨毛膜一羊膜(MM)
2人の赤ちゃんは膜内と胎盤を共有しています。そのため、2人のへその緒が絡まることも多く、最もリスクが高いので妊娠経過に注意が必要です。一卵性のうち約1%の確率という珍しいケースです。
主な多胎妊娠リスク
膜性によるリスクのほか、多胎妊娠リスクとしてよくあげられるのが以下のものになります。
妊娠高血圧症候群
妊娠20週~産後12週までに高血圧(妊娠高血圧症)、または、高血圧とたんぱく尿(妊娠高血圧腎症)がみられ、続いた場合をいいますが、単胎に比べ多胎では約3倍の確率で起こるようです。
原因についてはまだ解明できていませんが、胎盤形成に問題があるのではないかと言われています。
妊娠糖尿病
食事を摂取しますと血液内のブドウ糖はインスリンというホルモンによって分解されるのですが、何らかの理由で分解されずに血糖値が高い状態を糖尿病といいます。
妊娠をして初めて、このような状態になった場合を妊娠糖尿病と言います。
原因は、妊娠によってホルモンバランスが変わり、インスリンの働きを抑制することで赤ちゃんのエネルギー源であるブドウ糖を届けようとするためです。
流産・早産
双子のうち1人が亡くなり、子宮内から消えたかのようにみえるバニシングツイン。
原因は定かではありませんが、妊娠初期にみられるため染色体の異常によるものではないかと言われています。自覚症状は殆どなく、心音の確認によって気づくことになります。
切迫早産は、赤ちゃん2人が成長していく中で子宮が対応しきれなくなり、子宮収縮が起こりやすくなります。
お腹の張りを頻繁に感じたり、下腹部痛や破水が見られた場合は産院へ連絡しましょう。
胎児発育不全,低出生体重児
胎児発育不全は、妊娠週数における発育基準と比べて赤ちゃんの発育が著しく遅れていたり、成長がみられない、かつ、超音波や染色体検査などによって診断されます。
原因としては、赤ちゃんの先天的なものや胎盤の異常、母体によるものなど挙げられますが、多胎の場合ですと子宮内に赤ちゃんが2人いるので、発育スペースの確保や胎盤からの栄養が十分に得られないことも一因となるようです。
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双子のマタニティライフ
双子を妊娠すると出産までの生活ってどうなんだろう。
リスク面や大変だったという体験談などを耳にすると不安になることもあるかと思います。
また、念願の妊娠となるとより些細なことにも注意を払いたいですし、健診で一喜一憂される方もいらっしゃると思います。
私事ですが、
しばらく治療を経ての妊娠でしたので、つわりなどの症状もない早い段階で判明しました。
経緯を知った先生が多胎出産で信頼できる病院を紹介してくださったことや、先方の先生との相性も良く、MDでしたがゆったりとしたマタニティライフを過ごせたように思います。
それでも、27週より体重差が見始め、次回の健診で更に体重差が開いたら入院ですと言われた時にはショックでした。
ありがちですが、詳細を検索して更に深刻になったり、日常生活も慎重になってみたり…。
約10か月というマタニティライフを過度な不安のもとで過ごされますとママ自身の行動範囲が狭められストレスが溜まりますし、一体となっているお腹の赤ちゃんにもよくありませんよね。
体調の変化(急激な体重増加,下腹部や子宮の痛み,出血など)に注意は必要ですが、多胎妊娠の方は上記リスクがあるということで単胎妊娠の方よりも妊婦健診回数を増やし健康状態を確認していくことになりますから、心配しすぎることなくマタニティライフを過ごしたいですね。
妊娠が確定しましたら、次に、母子手帳と補助券、出産退院までの費用をご紹介します。