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妊娠によって体質が変わると、お肌のトラブルが起こりやすくなります。特に妊娠線(ストレッチマーク)はできてしまうと消えることはないと言われており、その原因と予防対策、ほかにもママの気になるケアや美容についてまとめてみました。
妊娠線(ストレッチマーク)
妊娠線とは
妊娠により皮膚再生力が低下しているなかで、お腹が大きくなるとともに皮膚が引っ張られます。
すると、
表皮の下にある真皮や皮下組織に亀裂が入ってしまい、
その結果として
赤や白っぽい筋のようなストレッチマークが現れます。
いつからできる?
お腹が目立ち始める安定期(妊娠5か月)ごろ
赤ちゃんの成長とともにお腹が一番大きくなる妊娠後期
ほかにも、急激な体重の増加、次にあげます体質などによって個人差があります。
妊娠線のできやすい人
もともと小柄、痩せている
乾燥肌やアトピー体質
体重増加が12㎏以上
高年齢
一度出産を経験している
双子以上の多胎妊娠をしている方
できやすい部分
お腹
太もも
お尻
胸
大きく膨らんだお腹をカバーするために太ももやお尻も大きくなります。また、授乳に向けて乳腺が発達するとともに胸もサイズアップしますので注意しましょう。
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妊娠線の予防対策
つわりや体調不良等もありますが始められる方は妊娠初期から、遅くても妊娠5か月までにはケアを始めましょう。
急激な体重増加に注意
妊娠線ケア用オイルなどで保湿ケア
ケア商品を選ぶポイント
保湿性の高い成分
刺激の少ないもの
伸びが良くべたつきのないもの
香り
※アレルギーの方はよく確認してお求めください。
保湿、低刺激、触感などは口コミで知ることができるのですが、香りだけは確かめられないですよね。
においに刺激されるつわりがあると、けっこうこの香りが影響してきます。特に浴室ですと香りが広がりやすいので、出来る限り試されて、体調にあう香りのものを選びましょう。
デメリット
コスパが悪い
必ずしも防げるわけではない
どんなに丁寧なケアを心掛けていても、やっぱりできてしまったという方もいらっしゃいます。
一方で、
オリーブオイルや馬油、ベビーオイル、ニベアなどを1日に数回やさしく塗り込むことで防げた人もいますので、特にこだわらなければ、ドラッグストアなどでも購入できるお品でお試ししてみてもいいですね。
できてしまっても・・・
妊娠線のでき始めは赤みを帯びており、徐々に黒ずんでいきますが、産後は白く目立たなくなります。
もしかしたら正中線かも
へその上下に現れた茶色い1本の筋は正中線といって、受精卵から赤ちゃんに至るまで細胞分裂を繰り返した名残りとして誰にでもある線といわれています。
普段は個人差によって見えにくいかもしれませんが、妊娠によってお腹の皮膚が薄く伸び、また、ホルモンバランスの変化によって目立ちやすい状態にもあるので濃くなって初めて気づく方も多いと思います。
正中線は過剰なメラニン色素によって現れ、刺激を受けることで黒ずんでいきますので、肌の乾燥を防ぎ摩擦などの刺激を与えないように心掛けましょう。出来てしまった場合には妊娠線同様に新陳代謝をよくし、保湿を心がけると薄くなる可能性があります。
私事ですが、産後、入浴のたびにやさしくガーゼでこすっていたら茶色い垢のようなものがぽろぽろと落ちてなくなりましたので、お試しください。
日焼け
シミという肌トラブルも起こりやすい1つです。
普段よりも紫外線の影響を受けやすいので日焼け対策が必要となりますが、お肌が敏感になっているために愛用していた日焼け止めが合わなくなることもあります。
一般的なケア対策と同様に、紫外線の強い時間帯を避ける、マタニティや赤ちゃん用をはじめ敏感肌にも使えるような日焼け止めをこまめに塗る、日傘や手袋などのUVカット製品などを使って外出するようにしましょう。
かゆみ
原因の多くはホルモンバランスの変化、水分や栄養不足などによって乾燥しやすくなっていることが挙げられますが、普段よりも代謝が良くなっているので汗をかいて湿疹ができてしまったり、妊娠線ができる前兆としてもかゆみが伴います。
度合いは人によって様々ですが、搔き傷をつくってしまうと跡が残ってしまうので、普段からの保湿を心掛けて、酷い場合にはかかりつけの産婦人科で処方してもらいましょう。
乳頭のお手入れ
妊娠によって乳頭や乳輪部分もデリケートになり、かゆみや痛みといったマイナートラブルもみられます。
原因
ホルモンバランスの変化によりお肌も敏感になる
乳腺の発達や乳房の膨らみとともに皮膚も刺激される
分泌液による乳頭の汚れ
といわれており、早い方ですと妊娠初期より変化を感じるようです。
かゆみ、かゆみの対策
清潔にする
保湿する
インナー選び
妊娠中期以降、おっぱいあるいは母乳と呼ばれている乳汁の分泌によって乳頭に汚れが溜まりやすくなりますので、汚れを除き、低刺激性の身体用クリームやワセリンなどで保湿をします。
また、インナーは刺激の少ない素材のものやゆったりとしたマタニティ用で摩擦を減らしましょう。
改善されない時や炎症が酷い場合には、遠慮せずに産院の先生へ相談しましょう。妊婦さんにも使える薬を処方してもらえます。
乳頭のお手入れ
妊娠7か月ごろから始めましょう。
入浴時にガーゼなどの柔らかい素材で拭き取るか、綿棒にオリーブオイルを滲み込ませて使うと除けます。湯上り前に後述の綿棒で汚れ取りを行いますと、同時に保湿もできますよ。
汚れが取れにくい時、しっかり保湿したい時にはオリーブオイルをなじませた後、ラップをのせて5分ぐらいおくとよいでしょう。
乳頭への刺激により子宮が収縮することもありますので、お腹の張りを感じたら中止し、数日様子をみてください。
切迫流産・早産の治療を受けている方は開始時期を主治医に相談してください。
妊娠中のムダ毛処理
妊娠中のお肌は普段以上に敏感になっていますので、なるべく我慢したいところです。
とはいえ、妊婦健診など人目に触れるようなところでは、やっぱり気になりますよね。
カミソリで除毛し、たっぷりと保湿をして様子をみましょう。
問題なければ、回数を減らしてこの時期を乗り越えましょう。
家庭用光脱毛器
ムダ毛の量を減らしていくといった意味では効果を発揮できず、いわゆるムダ打ちとなってしまいますが、除毛としてはきれいで長持ちします。しかし、痛みを強く感じたり、トラブルも起こりやすいのであまりおすすめできません。
脱毛
レーザー・光ともに直接の影響はありませんが、妊娠に伴ってお肌がデリケートになっているところへ刺激を与える事でのトラブルが懸念されますので、おすすめできません。
また、サロンでは施術中の体勢により体調不良となる可能性もあり、契約段階でこの旨を明記または告知によってお断りしていると思います。
このほか、ホルモンバランスは毛周期とかかわっていますから、サロンや施術部位によって再開できるタイミングも違います。
生理が定期的にくるようになると、ホルモンバランスも落ち着いている証拠ですので、毛周期に合わせて施術し、ムダ毛の量を減らしていくという本来の効果が得られやすい状態にあるので再開のタイミングとみてよいでしょう。
デリケートゾーンのお手入れ
個人差がありますが妊娠4か月ごろからお腹が大きくなりデリケートゾーンのお手入れもしにくくなってきます。
普段はそのままにするしかないくらい、お腹から下が見えませんから処理ができないのは仕方のない事です。
気になるのは、出産時ですよね。
助産師さんも医師も、赤ちゃんの誕生と母子の状態に集中していて気にも留めていません。
ただ、帝王切開時には清潔に保たなければなりませんので、手術前に剃毛してくださいます。
敏感な方は、剃毛後に刺激を感じることもあるので、保湿をしても良いか相談してみてください。
美容室(カラーリングやパーマ)
直接の影響はありませんが、薬剤のにおいや長時間の体勢に耐えることができそうな、体調の良い時に行いましょう。
また、店内に段差があったり滑りやすい床であることも多いので、予約の際には必ず、妊娠していることを報告しましょう。お店によっては時短や席の配慮をしてくれます。
さて、妊娠中はマイナートラブルが増えたり、体勢の変化で何事も時間がかかるようになってきて、ケアや美容という余裕が持てなくなってくるかもしれませんが、保湿だけは心掛けておきたいですね。
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